緑内障(りょくないしょう)とは、視神経(目と脳を繋ぐコード)が少しずつ脱落していくことにより、視野が徐々に欠けてくる病気です。
つい近年まで眼圧が高い人に発症し易いと言われていましたが、最近の統計では日本人は欧米に比べ低い眼圧でも緑内障を生じ、
しかもそちらの人数の方が多いという結果が出ています。
従って緑内障を早期発見する手段は眼圧検査ではなく眼底検査(直接視神経の形状を観察する)が必須となりました。
前述の統計で日本人の40歳以上の緑内障の有病率は6%強という結果が出ており、当院では成人初診の方は必ず眼底検査を行い、
緑内障が疑われる方には説明した上で、3D画像解析装置で視神経繊維層と網膜神経節細胞の精密画像解析を行っています。
視野に異常が無くてもこれらに異常を認め, 他疾患を疑わせる所見が無い場合は、
“前視野緑内障”と診断し、超早期からの治療開始が可能となっております。